全日までの降雨により、開始が危ぶまれていた第1回安全技術講習会が実施されました。

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本来は6/24に実施される予定でしたが、降雨で順延。今回も「またか!?」と思われましたが、何とかできましたね。

 

安全運営は安全の知識を高める安全講習会と重症事故を未然に防ぐためのチャレンジである安全技術講習会で構成されます。

実技を伴うので「技術」講習会ということですね。

さて、重症事故の起きるのは、タックル、ラックそして体格差のあるプレーヤーとのコンタクトが多く、また要因の一つとしてプレーヤーの技術不足・体力不足(姿勢が取れない等)があげられること多いようです。

 

その中から今回は、プレーヤーの技術にあたると思われる「身のこなし」についての紹介。

タックルに限らず身のこなしができていないので怪我につながるという話を良く聞きます。今年度のブラッシュアップ講習会でもそのような事例を聴きました。

実際、私が担当している小4の子供達も転び方を見ると「え?」と思うことが多かった。

 

方々で話を聞くのは、今の小学校では器械体操(マット運動等)をしないなので、身のこなしを覚える機会が昔と比較してないとのこと。遊びの内容も昔ほど身のこなしを必要とするものが無いし、そもそも外で遊ぶ機会が減っているようですしね。

 

ということで、小4の練習にも導入した、またブラッシュアップ講習会でも紹介を受けた前転や後転等を紹介。高学年はボールを持った前転なんかも実戦に近い練習で良いかもしれませんね。

本当はコーチの皆さんにも実践してもらおうかと思いましたけど、雨の後のグラウンドなのでとりあえず講義形式となりましたが、その場に来てくれていた小4の子がところどころで実技を見せてくれました。練習よりも上手にできていたなぁ。

 

たかだか前転、後転ですが、子供たちにちゃんとしたやり方を指導しながら継続すると、身体の動きは変わってきますね。私もアジリティトレーニングの一環で前転、後転を入れてたメニューを採用していましたが、アジリティ(敏捷性)重視よりも、しっかりと型を教えることの方が格段に「身のこなし」を覚えることを実感しました。

パスやタックルのようにラグビーを教えている感覚が乏しいので、練習への導入にはある種コーチの我慢が必要かもしれません。高学年での重症リスクを減らせる可能性があるのであれば、低学年から積極的にやっていくのが良いと思いますが、どうなるか?

安全は子供たちの身近なコーチが、確実な知識をもとに、判断することで達成するものというのが、鎌倉ラグビースクールの考え方。受け身ではなく、率先して行動するスタンスが必要と思われます。そして実践の方法は各学年コーチに委ねられます。

今回の話が、各学年の安全運営の資産となることを期待します。