GW最終日の5/6に本年度第2回の安全技術講習会が行われました。

大型練習最後の日でしたが、28名のコーチの方々が出席していただきました。

 

怪我の原因の一つに、身体をちゃんと動かせない、反応ができないことが要因としてあげられる事が多いので、前回は身体の動かし方やアジリティトレーニングの一例をご紹介しました。

他に紹介できるいい例はないかな?と探していた時に小1、小2が基礎的な運動を子供たちがかわいくやっていましたが、見ているだけで理に適っている身体の動かし方である雰囲気が伝わってきました。

それを指導していたのが小2コーチのDarrellさんでした。聞くと、Darrellさんはフィットネスの専門家とのこと。

それならば!ということで今回の安全技術講習会の講師をお願いしました。

 

流暢な日本語にも驚かされますが、それ以上に説明が論理的で分かりやすい。メニュー一つ一つの意味合いがはっきり理解できて良かったと思いました。

 

おそらくどの学年も行なっているアップ時のダイナミックストレッチですが、今回の講習では、その時に子供達の状態もチェック。例えば片足をあげてフラつくようであれば体幹が弱いということなのですが、どこが弱いかを把握した上で運動を行なっていく。

効率的には全員が一緒のメニューをこなすことが必要ですが、個々の子供達の状態が理解できていれば、注意点が子供ごとに異なってきます。それを理解した上でコーチングができるようになれば、怪我に対するリスクを全体ではなく個人レベルで下げられる感じになりますね。

 

また、いろいろなメニューを紹介してもらいました。そして、その時にどういう点に注意をすべきかも、しっかりと説明していただきました。

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注意点が理解できれば、コーチの掛け声も「ちゃんとやれ〜」ではなく、「〇〇を意識してやろう」になって、「ちゃんと」の意味がよくわかるようになると思いました。

 

最後に「赤ちゃんの体勢は理にかなっている」というお話も。

最初は仰向けでしか寝ることのできない赤ちゃんも横向きからうつ伏せになり、ハイハイとなる姿勢の変異は、常に正しいポジションをとるけど成長に伴ってその姿勢を忘れていってします。赤ちゃんから学ぶことが多いとのこと。

個人的にもとても興味のある話でした。

 

コーチの皆さんもいっしょになって身体を動かしましたけど、ちょっとした運動なのに、ちゃんとやるってかなりキツイですね・・・・。子供達にしっかりと教えてあげることで、怪我のリスクを取り払ってあげたいですね。

 

Darrellさんの好意により、講習の内容は下記URLで確認できます。

 

https://youtu.be/5ikozsCzVuE

 

講習に出席された方は講習内容の復習として、出席できなかった方も自分のコーチンングの参考にしてもらえたらと思います。

まだ紹介していないメニューもあるとのこと。また、あらためて時間をとって講習していただく機会を作りたいと思います。

 

Darrellさん、ありがとうございました!